アラジーン将軍ってどんな人?!

アラジーン将軍ってどんな人?!

ハリウッドで一番お騒がせセレブのサシャ・バロン・コーエンですが、リンジー・ローハンのようにプライベートでお騒がせするのではありません。あくまでも作品が物議となり、この作品『ディクテーター身元不明でニューヨーク』の時にも、アカデミー賞のレッドカーペットでアラジーン将軍のいでたちで登場して、なおかつ金正日の遺灰と称するものをブチマケルといったパフォーマンスで話題になりました。『ディクテーター身元不明でニューヨーク』は公開してから25ヶ濃くで初登場で興行成績が第一位で、公開してからも順調どころかかなり好調成績をキープしているにもかかわらず、内容が過激ということから上映禁止になっている世界10ヶ国以上に上りました。

独裁者アラジーン将軍

今回の独裁者アラジーン将軍を演じるにあたり、サシャ・バロン・コーエンがした役作りはどんな感じだったのでしょう。役者さんが役作りをするにあたって、台本の読み込みはもちろんのこと、役の背景をしるのはもちろんですが体験取材をしたり、身体を鍛え上げたり太りすぎたりと人によって役作りは様々です。今回のアラジーン将軍を演じるに当たり、参考にしたのはリビアのカダフィ大佐に基づいて役作りをしたと語っています。そして、「ディクテーター身元不明でニューヨーク」を手がけた監督は、アラジーン将軍というキャラクターにリアリティを持たせるため、映画の準備段階の時点でアラジーン将軍を実在の人物としてメディアに紹介して、インタビューを受けたといいます。もちろんインタビューの受け答えは即興なのでそうした会話の積み重ねをすることで、アラジーン将軍という役を完璧なまでに作りこんでいったといいます。

独裁者のカダフィ大佐をイメージ

アラジーン将軍を演じるに当たって、カダフィ大佐を参考にしたというのも分かります。カダフィ大佐もサングラスをかけている映像が多く見られるだけではありません。他にも類似している部分があります。カダフィ大佐は若い女性兵士をボディガードとして引き連れて行動していました。そしてアラジーン将軍がニューヨークをラクダに乗ってパレードしますが、カダフィ大佐もかつて1989年(平成元年)にベオグラードで開催された非同盟諸国首脳会議に出席した際に、会場の外にテントを張るだけではなくラクダを空輸して話題になりました。首脳会議での演説では「イスラエルをアラスカに移してしまえ」とこれまたアラジーン将軍のような過激発言をしています。それも一度ではなく、翌年の1990年(平成2年)に出席した国際会議でも「イスラエルにミサイルを打ち込むべきだ」発言をしています。この時イスラエル側は「いつものカダフィ発言だ」として相手にせず、大人の対応をしています。もしどこぞやの国ならば、ヒステリックに大騒ぎをして、国旗を燃やしたりすんごい行動やらかして自己満足するんだろうな~と思います。

カダフィ大佐も、アラジーン将軍のようにど派手なパフォーマンスがお得意で、2009(平成21年)に行なわれた国連サミットの際に、発展途上国の貧困へのアピールとして、国連事務総長をはじめとした各国の国家代表者も参加した「断食」パフォーマンスに対して、イタリア美女500名を集めて盛大なパーティを催して、カダフィここにあり!と健在ぶりを猛烈アピールしています。

そしてカダフィ大佐のアピールといえば、お約束のテントです。外遊の時には、ほとんど必ずと言っても良いほど、テントを持っていって自国リビアの大使館の庭にテントを張りテントで野営をします。おまけにそこで首脳会談までやってのけるのが、カダフィ大佐です。テントを持込んで野営するのには、カダフィ大佐のアピール作戦があり、遊牧民であるベドウィン出身だということを強調するためのアピールです。そこに美女の兵士を引き連れて移動するパフォーマンスは、まさにアラジーン将軍のようです。

まさに、サシャ・バロン・コーエンにしてみれば金正日よりもカダフィ大佐をイメージしたのも納得ができます。ちなみに、アラジーン将軍としてインタビューに登場した際に「ユダヤ人です。」といった記者にたいして、「ユダヤ人なら、あそこをみせろ!」とゴールドのピストルを取り出し記者に促したアラジーン将軍ですが、カダフィ大佐が2011年(平成23年)10月20日に反カダフィの民兵から射殺されていますが、カダフィを射殺したという民兵が1人だけではなく、少年兵士も射殺したとと言っていますが、カダフィ大佐が所有しているゴールドのピストルで射殺したといっています。美女兵士のボディーガードにゴールドのピストルにカダフィ大佐の反ユダヤ発言など、私たちのもつ独裁者のイメージをそのままに演じています。ちなみに独裁者の金正日をアラジーン将軍は「KJ」と呼んでいます。

映画の予告映像

『ディクテーター身元不明でニューヨーク』の映画予告編では、バラク・オバマ大統領の『独裁者に多くの人々が苦しめられてきた』といった映像や、ヒラリー・クリントンがカダフィ大佐を非難して「今こそ打倒する時です」といったインタビュー映像、そしてイギリスのデーヴィッド・キャメロン首相が『NATOは正義の裁きを下す』と声明を発表したアーカイブの映像が使われ、そこからワディヤ共和国のアラジーン将軍の住居でもある宮殿画像に変わり独裁ぶりの映像が流れる予告映像になっています。予告映像の時点で、既に笑えてしまうのは映画の持つコメディならではです。そして独裁者のアラジーン将軍とベットを共にしたという設定のためだけに、本人役でミーガン・フォックスが出演したり、ガチな演技と体をはったコメディーで人を不快にさせる熱演を見せるアンナ・フォリスが、博愛主義者のゾーイ役を務めています。

アラジーン将軍はどうな人?

ワディヤ共和国で生まれ、オギャーッと誕生した時からヒゲを蓄えて生まれた生まれながらの支配者階級。そのまま独裁者への地位へ座り、間違っているのは自分ではなくすべて周りという考えのもと、生まれた時から何一つ不自由のないよう育てられて「わがまま気ままなすがまま」と独裁者ライフを満喫する日々を送る。

政治家としてワディヤ共和国の独裁者として、対外的には「平和利用」と言いながらも、本当の目的としているのは核ミサイル開発。ふんだんなオイルマネーを背景に、自分が一番はまっている核ミサイル開発への投資には湯水のごとく費やしている。ゲームも大好きでコントローラーで遊ぶのは「テロリストゲーム」。このゲームで無実の市民を殺戮するゲームで遊ぶことに夢中。

アラジーン将軍の友人は、将軍つながりで最大の友人「金正日」。故金正日総書記のことは、親しみを込めてKJと呼ぶ。妻はおらず、夜のベッドのお相手にはハリウッドセレブたちとの華麗な夜の交際。そして記念に最後はベッドでポラロイド撮影で「ハイ・チーズ!」がお約束。

キャスト&製作スタッフ

アラジーン将軍(ヒゲあり)・エファード(ヒゲなし)
サシャ・バロン・コーエン
ゾーイ(博愛主義者)
アンナ・フォリス
タミール(側近で叔父)
ベン・キングズレー
ナダル(核開発科学者)
ジェイソン・マンツォーカス
クレイトン(ヒットマン)
ジョン・C・ライリー:ノンクレジット
監督
ラリー・チャールズ(「ボラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」「ブルーノ」でも監督)
脚本
サシャ・バロン・コーエン、アレック・バーグ、デヴィッド・マンデル、ジェフ·シェーファー
製作
アレック・バーグ、サシャ・バロン・コーエン、ジェフ·シェーファー、デヴィッド・マンデル、スコット・ルーディン
公開
アメリカ:2012年5月16日、日本:2012年9月7日
ブラックユーモア炸裂!
デザイナーズ賃貸で取り扱っている賃貸は個性的な部屋が多いです。外側と内側のギャップがすごいお部屋やおしゃれなキッチン、一風変わった間取りなど見ているだけでたのしくなるものばかりです♪